昨日の記事を書いた後、NEJに2つの論文が報告されていることに気づきました。(Pembrolizumab plus Chemotherapy in Metastatic Non–Small-Cell Lung Cancer:転移性非小細胞肺癌におけるペンブロリズマブと化学療法)(Nivolumab plus Ipilimumab in Lung Cancer with a High Tumor Mutational Burden:高腫瘍突然変異負荷を有する肺癌におけるニボルムブ+イピリムマブ)
まあどちらも今までの抗がん剤治療より、免疫チェックポイント抗体であるキートルーダと抗がん剤の併用や、オプジーボ+ヤーボイの方が抗がん剤より肺がんによく効くという報告です。
まして最初の論文なんて抗がん剤と免疫治療の併用が抗がん剤や免疫治療単独より効果があるというもの。前回の記事の仮説はやはり当たっていると思います。
今後もこのような組み合わせ(抗がん剤と免疫治療薬)などが増えてくると思います。それこそがんの種類は問いません。そのがんによく効く分子標的医療薬と免疫治療薬(PDー1含む免疫チェックポイント抗体、レブラミド、ポマリドミド含むiMid、CD38Ab?など)の組み合わせでより良いがん治療ができ、それこそがんの治癒に導ける組み合わせがどんどん出てくるはずです。
医療の進歩は果てしない。だけどこの言葉に騙されてはいけません。今ある民間の免疫治療などのとんでも治療はよほどのことがない限りやめましょう。